今週は水曜日の昼からの麻雀が、サディが忙しいため中止になった。
それで急遽金曜の夜に移行しようと考えて人を集めてみたが、後輩Y・佐々木は予定が合わず。
俺とM上さんの二人だけしかメンバーが決まってない状態だった。
今から頑張ればもう一人くらいは集められるだろうが、四人まで揃えるのは骨が折れる仕事だなぁ、と今週は麻雀を断念しようかと考えていた。
そこに、水曜の麻雀が中止になったことを伝えたブタから連絡が入った。
「金曜の夜、僕も参加させて下さい」
正直おれは、ブタは水曜日しか休みがないから週末は無理だろうと考えていた。それに麻雀をやるのは自分が暇な時だけで、わざわざ週末の忙しい時に自分の時間を割いてまで麻雀をやるほど熱い奴だとも思ってなかった。だから誘ってすらいなかった。
しかしブタはmixiの書き込みで、俺が金曜の夜にやれる人を探しているのを見つけ、自分から連絡してきたのだ。これにはちょっと驚いた。
ブタは人に積極的に絡んでいくタイプではなかったと思う。小・中・高・大と部活をやったことのない奴だし、大学時代に友達と麻雀をしたことも無かったと言っていた。麻雀ができるのに大学で麻雀をしないなんてどう考えても内向的な奴だ、と俺は思っていた。
実際初めて会った時は、人の顔もまともに見ないで自分のことをベラベラしゃべったりしていたので、あんまり人付き合いの得意な人じゃないんかなぁ、と感じたりもした。
そんなブタが自分の仕事の合間をぬって、麻雀に参加したいと言う。次の日仕事なのに。
これには、ブタの麻雀が下手だというのも関係なく、ちょっと嬉しくなった。ちょっと見直したぞ、ブタ。
大学で先輩って立場になっていろんな後輩と打ってきたけど、最近の後輩は特に骨の無い奴が多くて、だいたい一回やってボロ負けすると、もういいですってタイプばっかである。麻雀は趣味なんで、ネットで充分です、とかね。これはすごい寂しいことやなぁ、と思うことも多かった。「今度は負けませんよ」!みたいな奴にもたまには会いたいもんなのだ。
ブタはブタなりに闘志を燃やしている。技術の未熟さと心の熱さを一緒に判断するのは、誰に対しても失礼だろう。熱いだけで充分なのだ。未熟な部分も呑み込んで、認めてあげねーとな。火を点けちまったのはこっちなんだし。
うっし!あと一人集めっぞ!